風越窯 作家プロフィール
三島 博
自然豊かな南東の丘に窯を築き、穴窯による焼き締め陶を中心に制作を続けてきた風越窯・三島博。
1975年の開窯以来、国内外での制作や交流を重ね、地域に根ざした個展やワークショップも積極的に行ってきました。
中国竜泉窯での発掘調査検証に同行、ハワイ・オーストラリアでの陶芸交流など幅広い経験を糧に、土と炎の魅力を探求。
また、実用新案を取得した「ひねろー陶芸」は、子どもから高齢者まで誰もが楽しめる陶芸!としての普及も進めています。
主な作品






歩み
1975年、風越窯を開窯し、焼き締め陶の研究と制作を本格的に開始しました。
1988年には穴窯を築窯し、肥松を燃料にした独自の焼成に取り組みながら、土と炎が生み出す自然な表情を追求してきました。
広島県美術展奨励賞をはじめ、長三ビエンナーレや陶芸財団展、県美展などへの入選を重ね、広島・岡山・福山での個展開催など、
地域に根ざした創作活動を継続してまいりました。
45年にわたり、伝統技法と独自の感性を融合させた作品制作を続けています。
海外での活動
陶芸を通じた活動は国内にとどまらず、海外へも広がっています。
1975年には中国・竜泉窯窯跡の視察に参加し、古窯の技術と歴史に触れたことが創作の大きな転機となりました。
2003年にはピースボートに乗船し、船上で陶芸教室を開催。
2005年以降はハワイ陶芸クラブとの交流が始まり、制作指導やワークショップ、作品展示、ホオラウレアへの参加など、多彩な文化交流を重ねています。
また、ハワイ広島県人会への作品贈呈や、オーストラリア・ゴールドコースト市陶芸協会でのワークショップ、市役所での作品展示など、
国際的な場で陶芸を通じたつながりを築いてきました。
海外での経験は創作姿勢にも深く影響し、現在の作品にもその探求心が息づいています。
1975年
中国竜泉窯窯跡発掘調査に参加
2003年
ピースボート船上陶芸教室
2005年
ハワイ陶芸クラブの皆さんと
2006年
ハワイ陶芸イベントにて
2011年
ハワイ広島県人会代表ベン氏に
陶芸交流を記念して作品贈呈
地域での活動
地域に根ざした活動も風越窯の大きな特徴です。
とくに福山市福寿会館では、2013年から12年間にわたり、干支作品を中心とした個展を継続して開催し、多くの来場者に親しまれてきました。
毎年テーマを変えながら作品を発表することで、地域文化とのつながりを深め、幅広い世代に陶芸の魅力を届けています。
また、地元での陶芸指導や体験会の開催にも積極的に取り組み、日常のなかで陶芸に触れられる機会づくりを続けてきました。
地域社会との交流を大切にし、暮らしに寄り添う陶芸を追求する姿勢は、風越窯の活動の中心にあります。
干支作品



陶房Vie
風越窯で制作している商品です。
植木鉢、食器を制作しています。
ご購入は、お問い合わせから、もしくは店頭にてお願いいたします。
新製品等はインスタグラム等で発表しています。
風越窯寺町教室店にてご購入いただけます。

“ひねろー陶芸” の考案者として
陶芸をもっと身近で、もっと気軽に楽しめるものにしたい——その想いから三島博が考案したのが、新しい陶芸技法「ひねろー陶芸」です。
指でやさしくひねるだけで形づくることができ、わずか10分ほどで作品の原形が完成する手軽さが特徴です。
この技法は実用新案(第3203671号)として登録され、子どもから高齢者まで幅広い世代が安全に楽しめる制作方法として高く評価されています。
短時間で小作品が作れることからカップル体験でも人気が高く、2016年には新聞でも紹介されました。
“誰もが楽しめる陶芸”という新しい価値を生み出した独自技法として、現在も多くの教室や体験会で広がりを見せています。
これからも土と向き合い、炎とともに作品づくりを続けていきます。
ひねろー陶芸を通じて、多くの方に創作の楽しさと出会いの喜びを届けられれば幸いです。
